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容疑者 室井慎次

容疑者 室井慎次

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定価 : ¥ 4,725
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2006-04-19

価格 商品名 納期
¥ 3,686 容疑者 室井慎次 通常24時間以内に発送

新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていた室井管理官。その事件の捜査線上にあがってきたのはなんと現職の警察官。だが取り調べ中に被疑者は逃走、交通事故で即死してしまう。そんな中、被疑者の母親は過剰な取り調べがあったとして室井を刑事告訴する。
柳葉敏郎扮する室井慎次が逮捕されるという衝撃の展開から始まる本作は、かなりシリアスな作品だ。しかしこの事件にかこつけて警視庁と警察庁が争いを見せるなど、これまでの『踊る大捜査線』シリーズが描いてきた組織論が下敷きになるなど、意外にも『踊る〜』のノリがかなり濃厚に残っている。ハリウッド映画よりも日本映画を愛してきた監督・君塚良一のテイストも色濃く出ており、実に面白い作品だ。『交渉人』とは真逆のタッチで『踊る〜』世界観を広げたのがポイント。(横森文)

TV番組としてなら楽しめるかも!

 ハッキリ言って、結末がお粗末で何も言う元気がありません。ストーリーも引っ張り過ぎです。いくら寡黙な室井さんでも、口数が少なくてイライラしました。上映時間の127分も長すぎです。
 ただし、TV番組としてなら、それなりに楽しめるかも。そう言う意味で、DVDは買いかな・・・!
 

「踊る〜」プラス仁侠映画的要素あり?という感じ。

 やはり映画ということもあってスケール観があった。そして今までの「踊る〜」シリーズから決して逸脱していないことも。ただ警察の権力争いという部分が、ナレーションで補ってはいても「踊る〜」初視聴者には理解しにくかったのではないかと思う。そこはおそらく小説版ではっきりするに違いない。
 ともかく、私にとって「容疑者 室井慎次」は、期待通りの素晴らしい映画だった。商業的な部分(関連本など)で全体としての評価は下がりそうな気配だが、映画そのものは「踊る〜THE MOVIE」に勝るとも劣らない出来上がりだと思う。DVDの発売がとても楽しみである。

良くも悪くも室井のための映画

全体的に盛り上がりに欠ける。室井の人物そのままのテンションで流れていくような感じで、彼自身の感情の起伏が大きく画面に出てこないために、ただ、淡々とことが進んでいくように感じた。
他の面々もそれなりに良い味を出しているのに、全体を包む室井テンションで押さえられてしまったように、彼らの良いところが出せないまま終わってしまったようだ。
折角詳細な裏設定があったところで、表の画面に出てくる個性が弱かった。
シナリオは、凝っているようで実に単純。あまりにもつまらない理由で事件は起こっていた。そして、つまらない結末。キーマンである女性のつまらない演技は、薬のせいなのかという部分は設定を読まないと分からなかった。しかも、事件の発端となった女の言葉の真相は設定を読まないと分からない。
なんでそういう1カットがないのか。また、逆にあっても分からないカットもあった。
警察庁と警視庁の権力争い?ただ、責任のなすりあいをしてるだけ。陰謀でもなんでもない。子どもの戯言がそこまで発展するには無理があった。まだ、室井自身が事件に直接関係している方が面白かっただろう。結局最後まで自分では何も解決できなかったし、結論も導き出せなかった。事件は最初から最後まで、彼の周りで動いていただけだった。
基本的にあり得ない設定も楽しめるシリーズだとは思っていたが、そういう部分を笑って楽しめるようなことはなかった。ただただ、色々と違和感を覚えただけ。
気にしなければそれで良いが、特にプラスになるポイントとは思えない。
室井というキャラクターのために作った映画だとは言えるが、他の人が言うように万人を楽しませるために作られた映画とは感じられない。

DVDで

この映画は、警察庁と警視庁の争いや弁護士どうしの対決を描いた難しい作品になっています。
 意見が真っ二つに分かれる内容になっており、劇場で一回目を見たときは、正直自分自身あまり面白く無かったです。でも二回目を見てみると、一回目とは違って奥深さを感じ、面白さを感じました。
 ですから、劇場で見るのではなく、DVDでなんども見たほうがより一層楽しめると思います。
 みなさんも、二回目以降と一回目では感じ方が違うと思います。なので、ぜひDVDで何度も観賞しこの作品を味わってみてください。

君塚脚本の代表作

『踊る大捜査線』シリーズや、ドラマ『TEAM』(主演:くさなぎ)、お正月ドラマの『ナニワ金融道』シリーズ(主演:中居)を手がけたことで知られる脚本家の君塚良一。
前作の「交渉人 真下正義」は君塚脚本ではなかったためか、エンタティメント性やスペクタクル感を重視した作風で、子供から大人まで楽しめる作品となっており、良くも悪くも“万人ウケ”する作品でした。
これは、踊る大捜査線MOVIE2「レインボーブリッジ〜」にも見られた傾向で、この根底には“ドラマシリーズを見ていない人でも楽しめる映画”というコンセプトが大きく影響していたと思われます。
しかし今回の「容疑者 室井慎次」はこれを打破したかのような作品で、ドラマシリーズに原点に立ち戻り、官僚同士の派閥争いや捜査上の取引などを全面的に押し出した作品となっています。
そのため、本作は、少なくとも“警察庁”“警視庁”の仕組みや人事構成を理解していないと内容が半分わからないというおそれがあります。
しかしこの派閥争いや、「正しいことがしたくてもできない」というジレンマ、これこそ君塚脚本の真骨頂ではないでしょうか。
踊る大捜査線ドラマシリーズに魅力を感じた、または感じていたならば是非ご覧ください。
近年の踊る大捜査線(映画シリーズ)には若干薄れていた、作品としての“衝撃”が、この作品には確かに存在しています。


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